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遅ればせながら....
観てきましたよ、観る前から興奮が止まらないよ!
マーベル最新作、ドクターストレンジですよ!


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ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)は、天賦の才能を持つ脳外科医として名をはせていたが、ごう慢さが玉にきずだった。彼は地位も名誉もリッチな生活も手に入れていたが、交通事故によって全てをなくしてしまう。神の手と崇拝された両手の機能を取り戻すため、高額な治療を繰り返すが……。
- シネマトゥデイ -

本当に待ってました。
マーベルは実際のところアメコミは読んでないけども。
インセプションのような映像表現に、主演はカンバーバッチ
となると期待するしかないのです。


医者生命を経たれた男が治療法を求めて行き着いた先は魔術。
そこからどんな流れでヒーローとなるのか。
どんな力を使うのか。
予告編では魔術を使う事で上下左右の向きがめちゃくちゃになったり
世界を折り畳むかのように地もビルは立ってるけど、天井にも立ってる!
そんなインセプションの夢の世界のようなところが広がっていました。
また両手が繰り出される魔法陣。


 


 


まずはスタッフ・キャスト陣からいきましょう。


監督はスコット・デリクソン
地球が静止する日を監督しました。
ぼく結局観てないんだけど不評でしたね、とみんな不安がってる。


我らがベネディクト・カンバーバッチドクターストレンジを演じます。
SHERLOCK/シャーロックで謎が大好きな変人シャーロック・ホームズ
イミテーション・ゲームではこれまた変人数学者のアラン・チューリング
ホビットシリーズではドラゴンのスマウグの声を演じています。 




モルド役をキウェテル・イジョフォー
オデッセイで出演されていますね。



今回はストレンジのお目付役にして、
エンシェント・ワンが一番に信頼に置いている弟子として登場。
しきたりに忠実でかなりお堅い人物のようです。


カエシリウス役にマッツ・ミケルセン
ローグ・ワンにて謎に包まれた主人公の父親、ゲイレン・アーソ役で出演。
その他、TVシリーズのハンニバルハンニバル・レクター、また小島秀夫監督率いるコジプロのビデオゲーム、DEATH STRANDINGで悪役として登場予定。 



目もとの真っ黒になっているのが気になりますね。
ゼロッツという組織を組んで闇を力を利用しようと企みます。


クリスティーン・パーマー役にはレイチェル・マクアダムス
医者時代のストレンジの同僚。
スポットライトでは教会の不正を暴く新聞記者として出演しました。



師匠であるエンシェント・ワンティルダ・スウィントン


映像表現は圧巻!これぞ魔術の世界!


とにかく映像はすごかった!
スーパーヒーロー総結集のアベンジャーズならまだしも、
一人のヒーローの作品でここまでの映像表現をするとは。
映像はとにかく派手で、冒頭から魔術とはどんなものか実際に見せてくれました。最初から明確な敵が分かるように出てくるので魔術が分からなくても目的が分かっていいですね、なるほどカエシリウスを演じるマッツ・ミケルセンが敵なんですね。
てかマッツ、丸いなぁ、ローグワンはかなり細かったけど 
いや、むしろあっちが細かっただけか。


そしてエンシェント・ワン
終始カエシリウス率いるゼロッツのメンバー複数を相手に引けを取らない戦いぶりです。この人の無双っぷりは師匠つえーを体現してていいですね。


そして主人公であるドクターストレンジことスティーブン・ストレンジですが、彼もまた最初から天才的な医者であることと、傲慢であるところが紹介されています。
正直いうともっとどうしようもないくらいの人間見せて欲しかったけどね。
トニー・スタークのように
トニーもまた天才発明家でありながらどうしようもない野郎だったのに。



彼は医者生命を断たれるケガをしながらも
カマー・タージを訪れ、とんでもない速度で魔術を習得していきます。


パーマー役のレイチェル・マクアダムス
虜になったスポットライトの時よりキレイじゃないか?
ストレンジを心配する同僚として随所に登場していました。
この作品の中で唯一オーバーリアクションなのでちょっと浮いてますが、
反応が愛らしい。 


全体的にインセプションマトリックスのような
世界観をかもし出す映像表現を多用していますが、
マーベルならではのユニークな笑いを誘うところが随所にあります。
カエシリウス「ミスター...?」と名前を問うところでストレンジ「ドクターだ」と答えると「ミスタードクター」と呼ぶとか流石にないんじゃないの?と思ったけど、やっぱり笑う。
他にもアストラル体といういわゆる霊体で戦うという大真面目シーンで現実世界のお菓子の自販機に干渉してぶつけたことでお菓子が落ちてそれをこっそり持ち帰る医者とか、終盤のストレンジある人ととの戦いで「取引しにきた」が連呼するところもクスクス笑うしかない。
隣のおばちゃんなんか声が漏れているの気付かずに反応してました。
とにかく真面目なシーンなのに笑えるってなかなかない。


 


あとマーベルシネマティックユニバース(MCU)の1本ということもあり
ここから観ても大丈夫なのか、と敬遠する人もいると思います。


全然大丈夫です!


他作品に繋がるワードは「アベンジャーズ」と一度登場するくらい。
基本的に他の世界観とリンクする話題も要素もないです。
そもそも全く次元の異なるところで戦ったりなんやかんややってるので
関与出来ないんじゃないかな?


 


 


気になるところ


ところどころ気になるところがあったので
本編とあまり関係なかったりネタバレにならない程度に
記して置こうと思います。


冒頭の手術依頼の患者の中に...?


雷に打たれた女性患者っていましたよね?
この人エージェント・オブ・シールドとかに出てこないかな?



東京がなんだって?


あえて出て来たので気になりました。
ケガで傷心中のストレンジが話した言葉の一部。


新たなインフィニティストーンの登場


MCU作品ではいくつかの作品の中でとんでもない力を持つ石、
インフィニティストーンが登場しています。
今まで四次元キューブ、マインドストーン、エーテル、オーブが登場。
これで全部だよね?
残るは2つ、その一つが本編に登場しています。


クレジットに注目、ストレンジは次はこの作品に出る!


マーベル作品はエンディングのクレジットの合間にも映像が差し込まれています。
次のMCU作品に繋がるものもあれば、本編の続編を示唆するものまで。
実際、作品の枠を超えて登場しそうなタイトルが出てきました。


スタン・リーカメオ出演、あなたは見つけましたか?


多くのマーベルヒーローの原作者であるスタン・リー。
彼が幾度となくマーベル映画にカメオ出演しているのはファンが知るところです。
今回は結構スピード感のあるシーン。


ウインターソルジャーで名前が出ていた?


キャプテン・アメリカ/ウインターソルジャーにおいて
S.H.I.E.L.D.内部に身を潜めてたヒドラの残党、
ジャスパー・シットウェルが語っています。


 


「インサイト計画にはスティーブン・ストレンジも含まれる」


インサイト計画とはスパイ衛星で危険と判断した者を捉えてヘリキャリアで排除する計画。つまり、ドクターストレンジとして力を得たのはこれよりも前ということになります...。



その上で本作のクレジットの映像観ると...つまりどういうことだってばよ。
おそらくは本編よりかなり時が経ったのだと思いますが。


 


 


まとめ


全体的にインセプションのような映像表現。
魔術についての説明がプログラムと例えていたあたりマトリックスみたいだな、とも思いましたが、映像についてもそれらしいシーンは垣間見えます。
そんな不思議な世界に迷い込んだかのような魔術の世界。
この映像表現は素晴らしかった!


その反面ストレンジのアクションが地味ですね。
モルドは武器っぽいの使ってた気がしますが、ストレンジはそれらしいのないです。
というのも彼自身がドクターということもあるんでしょう。
ラストも彼なりのやり方で解決しました。
映像の派手さから地味とも思ったのもあるかもしれない。
その分、エンシェント・ワンの無双アクションは良かった。
続編があればこれくらいの活躍を期待したい。


また、くそ真面目なところでも随所に笑いがありました。
え、ここでもふざけちゃうのか?
でもこれがマーベルの良いところですね
ヒーロー側がふざけられるのってずるいわー
ヴィランは真面目だからなー


あと今回初めて多次元宇宙(マルチバース)の話が持ち上がったので
また色々と取り込めそうな気がします。
20世紀FOXとの大人の事情とか解消されたらX-MEN呼べるし(さすがにないか)
ドクターストレンジが色んな世界の接着剤(分かる人は分かる)になり得ます。
アントマンでも原子の世界が少し触れられましたが、そんな要素を出しつつSF解釈を盛り込めそうです。もう何十年前に出来ているシリーズなのにまだ拡張出来るとかマジでマーベルすごいっすわ。 



以上、いくつか不満点はあるけど
全体的には良かった、面白かった。
ドクターストレンジの他作品の参戦に期待したい。


あと、2Dで観たけど3Dや4DXで観たいですね。


今回から10段階の評価点つけます(忘れてた沈黙もつけます)
なお、点数は自分で定めた基準点10項目を元につけています。
点数というとおこがましいので満足度としましょう。


満足度:★★☆☆(8/10)