ぼくは八神太一たちと同世代でした。
当時小学5年生、同じように選ばれし子どもたちとして
デジタルワールドを冒険しました。
デジモンアドベンチャー02になり、すぐに続編だったのに
3年後ということもあり完全に年上になってしまった彼ら。
そしてデジモンアドベンチャーの世界は締めくくられ
新たな世界観でデジモンは続きました。
そして昨年、15周年を迎えて
新たにデジモンアドベンチャーは帰ってきた、triと冠して...
公開日初日に行きましたが今更レビューです。
八神太一ら“選ばれし子どもたち”がデジタルワールドへ渡った冒険から6年、八神ヒカリたちがベリアルヴァンデモンと戦ってから3年が経過。デジタルワールドへのゲートは閉じ、彼らは平和な日々を送っていた。ある日、クワガーモンが出現し街を壊してしまう。17歳になった太一はクワガーモンを見かけ、その暴走を止めようと追走。クワガーモンが太一を襲撃してきたその瞬間、デジヴァイスが光を放ち始め……。
- シネマトゥデイ -
西暦2005年
彼らは高校2年生、17歳
ぼくはすでに27歳。
抜かれたと思ったら10歳も越えてしまいました。
大筋はぼくらの求めていたデジモンアドベンチャーでした。
ターゲットが当時観ていた世代に向けているのか少し過激な戦闘シーンがあります。
また高校生ともなると心の成長と共に見えてくるものも変化するのか
太一達の新たな想いにも変化が見られます。
自分達が持っている紋章の意味を再確認させられるような内容でもありました。*1
特に第1章は太一(勇気)とヤマト(友情)に焦点が当てられ、
アニメで互いにぶつかって築き上げた関係がまたチグハグに。
02のラストで太一がなぜ外交官になったのかも導線が張られてますね。
他にも現実世界でのデジモンの扱いもおぼろげだけど
認知してきていて風当たりが強いのも
かつて子どものころアニメを見ていたぼくたちが大人になったからこそ
強調して見せているのはポイントです。
またこの作品の凄いところは全て手書きで描かれているそうです。
戦闘シーンは見応えあります。
更に時代背景をしっかり反映させていて当時2005年で
まだ折りたたみ式の携帯電話であったり、
当時原油の高騰で飛行機の料金がすごく高くなっている、という描写もあります。
(だったよね?間違ってたら教えてください)
キャストも不安だったけど大体違和感なかった。
演出だけは一部テンポ悪いかな、せっかくのスピード感ある戦闘に入ったのに
進化シーンだけは律儀にやってくれてテンポが崩れる。
作り手からすればどっちがファンが望むか悩んだところでしょう。
このあたりはかつての劇場版を踏襲した進化が良かったかも。
1章終えた時に発表されていましたが
既に2章のビジュアルも公開されていますね。
そして既に2章の予告編も冒頭6分動画もアップされています。
メインは丈とミミ、更に各パートナーの究極体が書き起こされています。
1章の中で丈は何かしらの兆候を見せていましたが早速ですか。
しかし、丈も不憫ですよね。
基本学校の年長になる年に事件が起きてますから。
「ぼくらのウォーゲーム」では事件に関与せず中学受験
02でも出番少ないけど中学3年生、今回は大学受験を控えて予備校に通う高校3年生。
...そういうポジションなんでしょうね。
2章は3月12日です、全6章なので2017年まで続きそう
何にしても楽しみです。
無印しか観てない人でも楽しめます。
ただしいずれは02の大まかな話は理解した方がいいかも。
02の彼らもすぐに登場しそうです。
なお第1章はamazonビデオでも配信中