カミキユキ(@KamikiYuki)です。
遅くなりましたが、この作品観てきましたよ。
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コンラッド(トム・ヒドルストン)率いる調査遠征隊が、未知の生物を探すべく、神話上の存在とされてきた謎の島に潜入する。しかし、その島は人間が足を踏み入れるべきではない“髑髏島”だった。島には骸骨が散乱しており、さらに岩壁には巨大な手の形をした血の跡を目撃する。そして彼らの前に、神なる存在であるキングコングが出現。人間は、凶暴なキングコングに立ち向かうすべがなく……。
- シネマトゥデイ -
GODZILLA [2014]に連なるレジェゴジユニバースの2作目登場。
のちにゴジラVSキングコングをしたいので単独作品出ちゃいました。
(順序的には正しいはず)
過去何度もキングコングを題材にした作品は登場しました。
元々海外で誕生したキングコングでしたが、東宝ゴジラにも登場し、過去にキングコング対ゴジラも描かれたくらい人気を博しました。
ぼく自身そこまでキングコングは観てません。
記憶にあるのは1作目ですかね、
女性を片手にエンパイア・ステート・ビルに登ったシーンだけ覚えています。
監督はジョーダン・ヴォート=ロバーツ
データがないですね、TVドラマが主だったのかな...
何作か作ってるみたいですが...。
しかも若い!32歳...て、え?歳ちっかっ!
日本の映画、コミックなどの文化に相当影響を受けているようです。
時期は未定ですがMETAL GEAR SOLIDの監督も彼のようです。
主演はジェームス・コンラッドを演じるトム・ヒドルストン。
アイアンマンをはじめとするマーベルヒーローが世界観を共有する映画群、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のロキが代表的。
また2016年にはマンションカーストを舞台に住人たちが狂喜乱舞するハイ-ライズで主演を務めました。
プレストン・パッカード大佐を演じるのはサミュエル・L・ジャクソン。
同じくMCUのS.H.I.E.L.D.の長官ニック・フューリーをはじめ、スターウォーズではメイス・ウィンドウ、キングスマンではリッチモンド・ヴァレンタインなどを出演。
コミック、アニメなどの熱狂的ファンでスターウォーズにはルーカスに頼み込んで役を得たことや、ニック・フューリーには千葉真一が演じた柳生十兵衛のキャラクターを取り入れた。今回のキングコングの出演もオファーがあった際に喜んで引き受け「だってあのキングコングだぜ?」と興奮気味であった。
反戦記者メイソン・ウィーバーにはブリー・ラーソン。
ルーム/ROOMでは監禁され部屋の中で身ごもった母、ジョイを演じた。
MCUではAvengers: Infinity War(原題)でキャプテン・マーベルにキャスティングされている。
他、シリーズで重要な組織モナークに所属するウィリアム・ビル・ランダにジョン・グッドマン、ヒューストン・ブルックスにコーリー・ホーキンズ、サン・リンにジン・テイエンが演じる。
メインキャストどころを観るとなんだこのマーベルファミリーは!
という感じです。
なお、日本語吹き替えを担当するのはコンラッドをGACKT、ウィーバーを佐々木希、多分脇役のユージン・コルデロをプロレスラーの真壁刀義となっておりGACKT以外は声優初挑戦という事で話題になっていた。GACKTはゲーム、DIRGE OF CERBERUS -FINAL FANTASY VII-でジェネシス役以来ゲームやアニメ、洋画吹替と様々な声優経験があるので気にしていないが...。このキャスティングだとスポット的に当てた感じがするので自然とこのメインキャスト、今後のシリーズ出ないんじゃない?という予想もつく。
果たしてゴジラの共演があるのはキングコングだけなのか。
そのあたりも探りながら観ていこうと思います。
では、感想にいってみましょう。
怪獣プロレス新時代きた!ハリウッドの新たな怪獣映画シリーズに刮目せよ!
一言でいうと傑作だった!
昨年日本でシン・ゴジラが大ヒットしましたが、あれは初代ゴジラ同様にゴジラという脅威に対して人間がどう立ち向かうかという作品でした。ほとんど会議室で対応策を協議し、ゴジラの姿は15分程度、それでいて数秒で世界の脅威だと実感させる絶望感。
しかし、本作はその後の日本でも多く作られたいわゆる怪獣プロレスというエンターテイメント作品であり、キングコングには明確に戦う相手がいて人も感情のままに被害を受けたキングコングに立ち向かう!
大きいけど動きが速いのでアクションも見所で終盤の戦いはコングならではの戦術ですよね、まさにプロレスだった。あそこはキングコングの攻撃方法にニヤニヤしてましたね。これやばいわって!
GODZILLA[2014]も怪獣プロレスに変わりはないけど、あれはゴジラでかすぎだから...ムートーの姿もイマイチっちゃイマイチだけど。
攻撃方法などの演出も良いけど、カット一つ一つに拘りを感じられた。
アングルもそうだしカットの切り替えも良い。
BGMも実際に劇中で流している体なんですよね、あの米軍ヘリについてるスピーカーですね、時代に合わせたものが流れており映像に音がついているという感覚がなくて少しリアルに寄ってる感じが出ています。
この作品の見所はそこだけじゃなくて、
スカルアイランドには他にも巨大な生物がいるんですよね。
一番不気味なスカルクローラー以外にもクモとかバッファローみたいなのとか、そんな巨大生物だらけの世界で入り乱れる衝突。
もちろん底辺の人間も負けておらず、島に立ち入った民間人たちですら何かしらで活躍するので注目して欲しいところです。特にウェーバーのナイスな機転には驚きました。あとはコンラッドがトム・ヒドルストンなので普通に格好いいです。刀剣乱舞してるw
サミュエル演じるパッカードはキングコングに仲間を殺され復讐心(と戦争ジャンキー)に燃える軍人ですが、あのお茶目なサミュエルが鋭い眼光でキングコングを睨め付けていました。こういうキャラクターがいるから人間ドラマも映えるなぁ。
これ、監督の趣味でしょ?オマージュ盛りだくさん。
この監督先も言いましたように日本サブカルチャーの大ファンです。
それに基づいたオマージュが多数あります。
この記事でも樋口監督と盛り上がってる!
宮崎駿作品のオマージュが多くて、スカルクローラーは千と千尋の神隠しのカオナシや新世紀エヴァンゲリオンの使徒サキエルを元にデザインされたとか。
おそらく米軍のコードネームFOX〜はメタルギアソリッド(MGS)からかな、実際にも使われていそうなコードネームだけど。グレイ・フォックスも実際にある部隊名らしいですが、日米技術を合わせたあの船に名付けるくらいだからMGSからじゃないのかな...。
あと冒頭に登場したグンペイ・イカリも記述がありますね。
ゲームクリエイターの横井軍平、そして「新世紀エヴァンゲリオン」の碇シンジから取った名前であることを告白。
それ以外でいうと登場人物、コンラッドなどの名前の由来は地獄の黙示録ですね。ぼくちゃんと観てないんだけどね。
レジェゴジユニバースを彷彿させる要素たち
この作品はGODZILLA[2014]と世界観を共有しています。
のちにゴジラVSキングコングも描く予定となっています。
この映画の中でもゴジラを連想させるシーンがあります。
モナーク
前作でも登場した研究機関ですね。
渡辺謙が演じる芹沢博士が所属していました。
本作ではモナーク自体が潰される危機的状況から脱するために
スカルアイランドの調査を強行します。
水爆実験の目的
本作で「水爆実験は何かを殺す為に行われた」という発言があります。
実際これはゴジラを殺す為だったと前作で語られています。
なお、日本オリジナルのゴジラは水爆実験で生まれたとされています。
(シン・ゴジラの起源はまた別)
王(キング)はコングだけではない
これはこれ以上語れません!
エンドロールが終わるまで席を立たないでくださいね。
ぼくはマジでここで興奮してました。
他にも前作同様OPで色んな記事が字幕で載っていました。
ぼくが読み解けなかったのでもしかしたら
何か関連するものがあるかもしれません。
前作もOPに色々手がかりがあったので見返すのも良いかも。
ああ、BD欲しくなってきたじゃんかよ、GODZILLAの方のさ。
以上道中の端折りようはどうかな、とも思いましたが
テンポはいいし、最後まで十分に楽しめる作品です。
怪獣映画でいうとこの手のが一番ポピュラーだと思いますで
怪獣映画初めての人はこの映画からでも十分!
これで冒頭の気になる会話やエンドロール後とか気になったら
前作GODZILLA[2014]をご覧になってください!