カミキユキ(@KamikiYuki)です。
とうとう来ましたローグワン!
スターウォーズEpisode7から1年、長かったようであっという間だった。
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帝国軍の誇る究極兵器デス・スターによって、銀河は混乱と恐怖にさらされていた。窃盗、暴行、書類偽造などの悪事を重ねてきたジン(フェリシティ・ジョーンズ)は反乱軍に加わり、あるミッションを下される。それはデス・スターの設計図を奪うという、困難かつ無謀なものであった。彼女を筆頭に、キャシアン(ディエゴ・ルナ)、チアルート(ドニー・イェン)、ベイズ(チアン・ウェン)、ボーティー(リズ・アーメッド)といったメンバーで極秘部隊ローグ・ワンが結成され、ミッションが始動するが……
- シネマトゥデイ -
遠い昔、はるか彼方の銀河系で…。
スター・ウォーズはジョージ・ルーカスが監督したスペースオペラ作品。
スカイウォーカー一族を中心にジェダイの騎士とシスの暗黒卿の戦いを描いています。その背景にある反乱軍と帝国の戦争など、フォースを用いた戦い以外に戦闘機での戦いなど様々な見所があります。
本作はEpisode.4 新たなる希望の直前の出来事を描いています。
あらすじを書いていますが、簡単に説明すると
このオープニングスクロールであっさり説明されているところです。
内乱の時代。反乱軍の秘密基地から飛び立った宇宙船らによる攻撃は、悪の銀河帝国に対して初の勝利をあげた。
この戦闘中、反乱軍のスパイは帝国の究極兵器、惑星をまるごと破壊することも可能な力を持った武装宇宙ステーション、「デス・スター」の設計図を盗み出すことに成功。
設計図があれば、仲間を救い、銀河に平和をもたらすことができる。設計図を持つレイア姫は、帝国の邪悪な手先たちに追われ、船で故郷へと急いだ。
昨年Episode.7にあたるフォースの覚醒が公開され初めてスターウォーズを知った人たちなどはどうやらそれに続くEpisode.8と思っていたらしいですが、そちらは2017年公開予定です。
スピンオフ作品として初めてメインメンバーにフォースを持つ者がいない作品です。
監督はギャレス・エドワーズ。
GODZILLA (2014)の監督を務め、オリジナルゴジラのヒロイックな部分を表現して評価されました。ゴジラが水爆実験で生まれたのではなく、ゴジラを滅ぼす為の水爆実験だったこと以外は許しますのでディレクターズカット版で渡辺謙の長台詞を加えてください、お願いします。
ではキャストについてあらってみましょう。
ジン・アーソ(フェリシティ・ジョーンズ)
本作の主人公で両親と生き別れてからは窃盗・暴行などの悪事へ。
減刑を条件に反乱軍に協力することになる。
フェリシティ・ジョーンズって知らないなぁ
と思ったらホントに観たことないタイトルばかりでした。
インフェルノも結局観てないんだよな。
キャシアン・アンドー(ディエゴ・ルナ)
反乱軍の諜報部員
汚れ仕事ばかり受け持ってきた彼はジンを連れ
ソウ・ゲレラとの和解とボーディーの情報を得る為に行動する。
K-2SO(アラン・テュディック)
キャシアンによって再プログラムされた元帝国軍警備ドロイド。
思ったことを口にしてしまう。
チアムート・イムウェ(ドニー・イェン)
フォースを信じる棒術の達人。
盲目な分他の器官が発達している。
ベイズ・マルバス(チアン・イェン)
チアムートの親友だがフォースを信じていない。
多彩な武器を使う。
ボーディー・ルック(リズ・アーメッド)
気は短いが優秀なパイロット。元帝国兵
ゲイリンに協力して帝国から脱出した。
オーソン・クレニック(ベン・メンデルソーン)
帝国軍の幹部。
ダース・ベイダーとはライバル関係にある。
デス・スターの建造に力を入れている。
ゲイリン・アーソ(マッツ・ミケルセン)
ジンの父親。
デス・スターの為とは知らずに研究していた。
気付いてクレリックの元を離れるが連れ戻される事に。
ソウ・ゲレラ(フォレスト・ウィテカー)
反乱軍で帝国軍を倒す為には手段を選ばない。
両親と別れたのちのジンの育ての親。
クローンウォーズにも登場している。
ダース・ベイダー(ジェームズ・アール・ジョーンズ(声))
Episode.1-3のプリクエルトリロジーではアナキン・スカイウォーカーとして
フォースにバランスをもたらす者と予言を受け、ジェダイとしての成長、パドメとの禁断の愛と喪失の恐怖から暗黒面に落ちる姿まで描かれた。
Episode.4-6のオリジナルトリロジーではおなじみの姿。
ルーク・スカイウォーカーの父親にしてシスの暗黒卿。
最終的に息子の声で予言を実現させていく。
今回はEpisode.4の直前ということなのでフォースの力を持たないローグ・ワンにとって最大の脅威として迫ってくるはず。
新キャラクターばかりで語れることが少ないな...。
本作注目なのはライトセーバーを使うのはダース・ベイダーくらいで
フォースを持つ者同士の戦いもなければ斬り合いはないと思っています。
むしろ反乱軍と帝国の対立がメインでまさに戦争のシーンが多く観られるとのことで、それを聞くだけでも「もう一つのスター・ウォーズ」という感じがしますね。
そしてシリーズ恒例の
「フォースと共に」「何か嫌な予感が」
は誰かいうのか、言わないのか。
GIZMODOではそのあたりの内容と監督のインタビューが掲載されています。
スピンオフの製作にあたって気にしていた点やデス・トルーパー(通常のトルーパーより一回り大きな黒い奴)誕生秘話など興味深い内容です。
スター・ウォーズファンなら食いつくしかないし、注目度も十分!
なので席予約出来る日に予約したんですけど、
当日にもなってこれですよ(11:20現在)
深夜帯ということもあるけどどれもまちまち。
おかしいな...まぁ、この時期咳き込む人多いですし少ないに越したことはないか。
既に最速上映でのレビューを書いている人たちがいて悶々。
読むのを我慢して仕事にするんだ、俺。
入場者特典に注目。
先着でUS版B4ミニポスターが配布されるそうですが、
全国劇場のどこかに10枚だけ
監督とキャストのサインが書かれたものが混ぜ込まれているそうです。
よく特典もらって要らないからと劇場やトイレに捨てられていますが
そんな勿体ないことしないでくださいね。
要らなかったらこっそりぼくにください。
というか普通にオークションにだせb(ry
ではマジで深夜だけど観てきましたよ!
感想いってみましょう!
ワクワクが止まらない、これはまさしくスター・ウォーズだ!
一言でいうと
終始笑顔で観ていました。
スター・ウォーズシリーズを観ていてどんな自分がいたかというと、戦争をしているんだけど暗くなく、どことなく明るく観れる作品なんですよね。
そしてXウイングやタイファイターなどの戦闘機やAT-ATなどとの戦い、人間たちの白兵戦などでもどこかワクワクして食い入るように観ている。
本作もそんな感じでいていました。
ニヤニヤとかじゃなくて爽快感からの笑顔ですね。
またスター・ウォーズだからこそのやりとりにも注目したい。
特に会話の中ではK-2SOの言動は愉快。
キャシアンの命令で動くはずがキャシアンに忠実というわけではない。
他のキャラクターはあまり本音を言わない分、彼が発言することでドロイドなのに人間臭さが現れて終盤は少しウルっときてしまう。
戦闘力ではチアムートがヤバい。
ローグ・ワンにおいてのチートキャラじゃん!
盲目ながらの動きと巧みな棒術のアクションは見物である。
彼はフォースを持っていないのにフォースで状況を読んでいるがの如く動き回ります。
マジで、かっこいい!!
一瞬棒術っていうか棒を見ててフォースの覚醒のレイもこんなの持ってたなぁとか考えていました。
親友のベイズはフォースは信じないけどチアムートは信じるとばかりになんだかんだ彼をサポートし、戦いになると自分の多彩な武器で暴れる。
もちろん、ジンやキャシアンのアクションシーンもあるので見所です。まぁアクションはとにかくフォース信じる信じないコンビが目立つ。
そして、これはホントに新たなる希望を見いだす物語でした。
シリーズでも一貫してある家族がテーマなんですよね。
アナキンからルークに受け継がれるものがあれば、ローグ・ワンにおいてはゲイレンからジンに受け継がれる家族の絆。
それが新たなる希望を紡ぎ出す流れになりました。それでもこれは名も無き兵士の物語なんだなと痛感。
ライトセーバーの戦いなどどこへやらの泥臭さの戦争ですが、
いい感じに大人なスター・ウォーズ。
もちろん、この作品はスター・ウォーズ知らなくても楽しめると思います。
というのもこの戦争はリアルな兵器に置き換えたらありそうな感じなんですよ。
もちろん宇宙での宙域戦闘はともかく……このあたりはワープで飛んでる瞬間が映像的に見所です。ワープ描写は映えます、イイ。
ジェダイとかフォースとかそういう専門用語はスルーしても楽しめますからね。
本作はEpisode.4のなぜが語られる。
当時観ていた時、
当時も何も公開時に観てないですけど初めてEpisode.4を観た時は何も考えてないよね。ライトセーバーの戦いとXウイングでのルークとR2-D2のコンビネーションにただただワクワクして観ていた。
でも、なんでデス・スターの弱点があんなに単純なの、と。
作品コンセプト的には名前も安易だし、導線は単純な方が複雑な部分は曖昧にして観ても楽しめるというのがあるのでしょうけど、振り返ってみるとどうなの?
という理由が本作で語られています。
反乱軍が設計図を入手したというのにあっさり追われてるし...
そんな状況を作り出した理由もしっかりと。
いやホントにEpisode.4直前の物語なんだなぁ。
また、新しいメカとか出てくるんですけど
なんとなくオリジナルトリロジーに近い質感のものが多かった印象。
プリクエルはオリジナルよりも過去なのにあとに作られたから未来感がしましたよね。でも、ローグ・ワンの美術関係はどことなくオリジナルのような感じがして、このまま終わったらそのままEpisode.4観れるんじゃない?って感じ。
このメカたち、気付かないレベルで色んなバリエーションが随所に盛り込まれているんだなぁ...細かいよ。R4-D5なんてちょっと後ろ姿見えただけ。
デス・スターとダース・ベイダーの恐ろしさが際立ったのもポイント。
本来の力を見せていないデス・スターですが、
惑星が消滅してしまう呆気なさよりかは破壊されていく様を見せてくれる、
ジワジワと浸食していくところに恐ろしさを隠せない。
ダース・ベイダーも残忍さが際立つ。
ルークに出会う前の彼なので味方にも反乱軍にも容赦がない。
テーマが流れる度に
来たぞ来たぞ!と
出番はまだかまだかと待っていました。
あのフォースで首締めるとかね。
そして最後にルークは出ないと言われているけどレイアは?
C-3POは?R2-D2は?と思ってる方は注目してください。
まとめ
「もうひとつのスター・ウォーズ」というキャッチがありましたが
まさにその通りでよくある正史の裏で起こっていたことの感覚に近い。
それでもこれも一つの物語であることには変わりない。
苦言というか最後に言いたいのはあっさり人殺し過ぎじゃない?
この人まで殺す必要あったかな、とか思うのはある。
せっかくあの人にあんな言葉をかけて貰ったのにも関わらず...
なんか最近泣ける映画ばかりでイイ映画みたいな感じがありましたが
こうやって終始爽快さで笑顔になれる映画というのもなかなかあるものじゃありません。もうオススメです。
ちなみにぼくはサイン入りポスターには恵まれませんでした。
隣にいた人、「タダのポスター」とか言わないでください...。