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カミキユキ(@KamikiYuki)です。
TSUTAYA先行レンタル作品てあるんですね。
今まで気付かずに借りていたぜ。
そんな先行レンタルの「インフィニ」をご紹介します。


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23世紀。スリップストリームという転送技術により、人間は遠くの惑星まで行くことができるようになる。貧困が広まる中、惑星の基地で調査員として働くことがふ貧困から抜け出す手段となっていた。ウィット・カーマイケル(ダニエル・マクファーソン)もそんな一人だった。しかし転送の際に異常事態が発生し、銀河敬で最も遠くにある惑星基地・インフィニに飛ばされてしまう。ウィット救出のために地球から救助チームが派遣されるが、そこでメンバーが目にしたのは、何かに感染して死んだ調査員たちの姿だった。さらに基地内の捜索を進めるチーム。そこでは、あるものが誕生していた……。


- Movie Walker -



マトリックススタッフが手がけるSFスリラー


エイリアンはすでにエンタメ感あるなぁ
地球外で起こるパニック系や未知との遭遇系は大体SFスリラーだと思います。
今回はパンデミック系
最近単純なゾンビ映画ではなくアイアムアヒーローのように
生前の行動を繰り返すZQNみたいなゾンビの登場が増えていますね。
本作もそれに近いのですが、その内容はネタバレなので割愛。


時代は23世紀
物質をデータ化して転送する技術により遠方との惑星間移動できる時代。
ただし致死率は高い上にデータ伝送なのでデータ汚染の可能性があります。
ゆえにこの伝送をする者は貧民層で出稼ぎをする者たちだけなのです。


ウィット・カーマイケルもその一人でした。
しかし、彼の初仕事の日に事故が発生。
救助チームが向かった時には彼一人が生存者でした。
彼の言葉によると他の者は何かに感染して互いに殺し合った
感染者の血に触れるとたちまち感染し取り付かれたように行動する。


彼らはこれで感染の恐怖と感染源の正体がなんであるかを知っていきます。


人間の生存本能と捕食本能が彼らを駆り立てる


感染した者は他の者を殺していきます。
彼らの中にある何かがそうさせるのです。
それは捕食本能
他の者を圧迫し、自分の物とする。
インフィニの中でただ一人生き残れると言わんばかりに。
感染者本人の中には意識がある者がいます。
しかし、彼らもまたその本能とそれを誘発する感情で抑えることが出来ません。


捕食本能を抑える感情は一つは愛に通じる感情なのでしょう。
この作品の中で家族というキーワードは大きく扱われており、
みんなして妻や夫、子どものことを想って相手を殺すまいとします。
この感情も人が自身の血を絶やさぬ為の行動のように思います。
ある種生物の生存本能がそうさせるようにも思います。
このあたりは夫婦で救助チームに参加しているメンバーに見てとれます。


カーマイケルもまた家にいる妻と生まれてくる子どもに会う為
生き残ろうと必死に行動していきます。


衝撃のラスト!というわけではないけども


最終的に彼らはどうなるのかはネタバレなんですけど
ラストは結局どうなったんだ?と思わせる終わりです。
対比でシグナルをあげますが、
かの作品は外宇宙の未知を抱いたまま終わってしまったのでSFスリラーとしての恐怖はそちらの方が大きいです。
こちらはそこまで恐ろしいわけではない。
ただし、それまでの殺し合いに恐怖を抱く方が強いかな。


個人的にはデータ汚染というキーワードは鍵かなと思いました。
けど、それも視聴者の想像補完のファクターなのかもしれません。