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カミキユキ(@KamikiYuki)です。
ディズニーピクサーがこんな馬鹿正直なコンセプトの映画をやるとは...。
というかやった場合の期待のなさが結構ありました。
てか、邦画でも頭の中の感情や理性をコンセプトにした映画ありましたね「脳内ポイズンベリー」これも観たいんだけどな。


最近ヒデチューで矢野さんが薦めて、小島監督が食わず嫌いのように渋ってたのが記憶に新しいです。


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田舎町に暮らす11歳の女の子ライリーは、父親の仕事の影響で都会のサンフランシスコに移り住むことになる。新しい生活に慣れようとするライリーの頭の中では、ヨロコビ、カナシミ、イカリ、ビビリ、ムカムカたちが、ライリーの幸せのためという強い気持ちが原因で衝突していて……。


- シネマトゥデイ -



少女の日常と感情の日常


予告編の記憶が強過ぎなんだよな...


日本版の予告編は映画館でも早くから飽きるほど流されていました。
しかもね、「ライリーライリー♪」と飽きるほど主人公の女の子の名前を連呼する歌が流れるのでタイトルが頭に入らないのです。
この予告編とは違うけど。
期待出来ないなー観ないな...
そんな罵詈雑言を言ってはないんですけど(思ったけど)
実際観てみると確かに食わず嫌いだったと言わざるおえない!


お話自体はライリーが引っ越しして数日の話なんですよね。
その間の頭の中の感情のドラマが濃過ぎて見終わった時、「あれ、大した時間経ってないのな」とか思ってしまった。


感情たちの日常


感情たちがライリーを幸せにしたいとばかりにヨロコビを中心においてマイナスな感情たちの衝動をどう変換するか常に考えています。行動の結果思い出という玉が作られより強い思い出がライリーの記憶に保管され、忘れ去られる思い出は奈落に捨てられていきます。
うまく喜びの感情となって思い出になるよう奮闘します。マイナスな感情たちも喜びの思い出となれば共に喜ぶそんな毎日。ただ一人、カナシミを除いて。


カナシミだけは自身にとって楽しいことを想像した時、何を考えても普通は悲しくなるものばかり。彼女はそれを想像して居心地はよくなるのです。
別に意図的にそう仕向けるわけではないですが、感情そのものであるからこそ本能的にそうなってしまう行動を起こしてしまいます。
ヨロコビたちはそれを阻止しようと感情を阻害するのですが...。


引っ越し先でうまく慣れないライリー


実際のライリーは引っ越し先で友達にも馴染めず、それを両親にも話さず、常に前向きに接していたのですがある時感情が爆発してしまいます。
それがなぜなのかは後述の感情たちの話で明らかに。


感情たちのぶつかりで崩壊していく思い出


彼らのぶつかりでヨロコビカナシミは感情のいる司令部から離れてしまい記憶の保管庫にとばされてしまいます。
なんとか帰還しようと大事な思い出が形作る島を通り司令に向かうのですが...
二人の不在でライリーは表現する感情を失ってしまいます。
これを機にかつての喜びの思い出の島がどんどん崩壊していくのです。
二人は無事に司令に戻れるのか、ライリーの思い出を取り戻せるのか。


感情たちが自分たちの存在を問う記憶の冒険


この映画は、感情一つ一つに意味があることや、
過去の思い出が今いる人を形作っていることを知る物語だと思います。
冒険の道中で登場するライリーの妄想の住人ビンボンは今のライリーとは何の絡みもないのですが、ライリーの思い出の中や感情たちに大きな役割を持っています。
この住人の最後の選択には思うところがあります、書いてる今も悶々としてる。


喜びだけでなく、悲しみも感情自体は否定してはいけない。
それを考えさせられる作品でしたね。


 


 


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